4月末、社会人2年目のメンバーが、1年目に向けた研修を企画しました。ゴールデンウィーク休暇を前に、どのような研修をしたのでしょうか。実施の様子と、その効果についてご紹介します。
社会人1年目が感じる、ゴールデンウィーク期間の悩みとは?
勤続年数問わず、ネガティブな感情が起きやすいと言われる、ゴールデンウィーク。今年は未だかつてない、10連休という長い休みとなり、世間では、休み明けの遅刻者や退職者が例年より増えるのでは…と騒がれました。
社会人1年目が、ゴールデンウィークに感じることとは、どんなものなのでしょうか。
▼社会人1年目 GWあるある(※弊社18新卒談)
- 同期との差を感じて不安
- 社会人生活に慣れない
- 仕事を任せてもらいたい
- 仕事忘れそう
- 覚えることがいっぱいで大変
- 朝起きれない
- この先やっていけるか不安
- もっと遊びたい
- 仕事がだるい
- 時間に拘束されるのが嫌だ
- 好きなことがしたい
- イメージと違う…
- 向いてないかも・・・
- なんでできないんだろう
- 何を目標にしたらいいか分からない
ネガティブな感情が目立ちます… 現在活躍している社員でも、当時は不安な気持ちがあったようです。去年、気持ちの切り替えができていなかったからこそ、後輩に「こんな意識を持ってほしい」という想いで、研修内容を考えてくれました。
「GW後テンションフルマックス状態」18卒が考えた研修内容とは
研修の目的は、「ゴールデンウィーク後、テンションフルマックス状態で出勤」。気になるコンテンツがこちら。
▼研修コンテンツ
アイスブレイク
配属後2週間の頑張りをまずはホメる!
リフレッシュシート
自分にとってテンションが上がること、リフレッシュできることを書き出す。
将来なりたい像を思い描く。
17新卒、18新卒の先輩への質問タイム
先輩と話しながら、将来の夢・やりたいことを叶えるために、今できることの手がかりを集める。
理想シート
今の自分にできること、どうしたら理想の自分に近づけるかを考える。
懇親会
何よりも楽しい研修にしたいねって、みんなで話しました。たった1ヶ月では、できることが少なくて、夢と現実の差がありすぎます。ネガティブな感情を持ちやすいので、入社後の1ヵ月を振り返るよりも、未来に目を向けるカタチにしました。
自分の好みや理想を改めて考え、みんなと共有。
なりたい姿になるために、今できることとは?年齢の近い先輩の話に、真剣に耳を傾ける新卒メンバー。
研修を終えて。19新卒(社会人1年目)の声
リフレッシュシートや先輩への質問タイム、理想シートを通して、様々な声が挙がりました。
- ビジョンを叶えるためにどうすべきなのか、実際に話を聞くと参考になることばかりだった。自分に自信がなかったが、視点を変えた考え方を学んだ。
- GW最終日には、ON・OFFを切り替え、理想を再確認する!
- 努力することの大切さと可能性を探し続けることの重要性がわかった!
- 今後、積極的に先輩に声をかけて、アドバイスをいただきたいと思った。そして自分自身に落とし込みたい。
- GWはやりたいことをとことんやって、業務で負けたくないので復習もする!
- 周りから頼られる存在になりたい。それを達成するために実力をつけたい!
上記は一部になりますが、理想の自分に近づくために何が必要か、それぞれが考えられたこと、また、先輩の話に刺激を受けている様子が、端々から伺えました。
研修を終えて。18新卒(社会人2年目)の感想
すごく不安もあったけど、意外と盛り上がってよかった!同期や先輩に協力をお願いしたとき、先輩方が準備してくれたのも嬉しかった。あとは、GW明けに誰も休まなくて良かった!
GW前の最終出勤日に、新卒メンバーの日報で、GW中のタイピング目標が書いてあった。それがすごく嬉しかった!
あの空間がすごくポジティブだったし、みんなの明るい未来を聞くことができた!また、そのメンバーの直属の上司にもそれが伝わったのが良かった。
先輩たちと懇親会で話せたのが、すごくよかったと思う。新卒メンバーからランチに誘ってくれたり、コミュニケーションのきっかけにもなった。
研修内容はもちろん、当日の座席決めから、懇親会の準備まで、全て自分たちで行った4人。目的よりも手段にとらわれてしまったこと、受け手の立場になることの大切さ、アジェンダのとり方、役割分担から報連相まで…、運営側の大変さを痛感し、反省点もたくさんあったようですが、感想はとても晴れやかなものでした。
研修は、失敗だった?成功だった?
たった1年の社会人経験。まだまだ、知識や経験は浅い。それなのになぜ、18卒メンバーが研修をすることになったのでしょうか。
1月頃、18卒のメンバーと個人面談をしていると、もうすぐ後輩が入社してくるということに、焦りを感じているようでした。先輩としての自覚を持ってほしい。そんな想いから研修プロジェクトに参加してもらうことが決まりました。
そう、この企画の裏テーマは、“18卒の先輩になる準備” だったのです。
「人に教えることで自分が学べる」
当たり前のことですが、今回身をもって、感じてもらえたはずです。
理想の自分に近づくために、今何をすべきか考えた、19卒。企画・進行を学び、先輩として後輩に伝えていくことの大切さを知った、18卒。両者にとって、この研修は「大成功」だったと言えるでしょう。